さて試合の経過に入ろう。　前半開始早々から敵陣でゲームを進め、JKペースで試合が運ばれる。　6分にはスクラムからNO8光林がサイドアタック。　ラックから出たボールをBKのサインプレーでFB八浜が中央に先制トライ。　SO三宅がゴールも決めて7対0。　続いて11分、FWの連続攻撃から最後はWTB上野が蹴ったボールを追いかけ、自ら押さえてトライ。　これで完全に波にのったJKは17分にNO8光林のトライ、21分にはSH中畑（あだ名はキヨシ）のパスが乱れたが、SO三宅が反応良くキャッチしてゴール前にハイパント。　これをFL坂本がキャッチしてWTB波賀にパス。　波賀ちゃんはそのまま、中央にごっつあんトライ。　うまくいく時は何をしてもうまくいくものである。　ゴールも決まって、24対0となったところでハーフタイム。

今日の試合には開幕戦で怪我の為、わずか10分で退場したPR熊本（23歳：彼女募集中）もフル出場を果たした。　実は一昨日、筆者のところに1本の電話がかかってきた。「もしもし僕です、僕です」「どなたですか？」「僕です僕です、熊本です」。一瞬、新種の「オレオレ詐欺」かと思ったが、まぎらわしいので次回から落ち着いて電話してくるように注意願いたい。

今日の試合を終えてリーグ前半戦が終了するが、ここまでJKは開幕2連敗と成績がふるわない。　必ず勝たなければならない試合で、ついに彼の出番がやってきた。　今田祐介（33歳：長崎北陽台高校出身）先週入部したばかりの彼だが、高校時代は強豪・長崎北陽台高校で全国大会予選長崎県決勝に出場した経験もあり、8年程のブランクはあるが、周囲の期待は高まるばかりであった。　奥さんの情報によると、昨日は難波のスポタカにスパイクを買いに行き、気合十分で今日の試合を非常に楽しみにしていたとの事である。　奥さんも始めて見る、夫の勇姿を楽しみにしているようであった。　試合開始30分前、アップが始まり、彼は久々のボールの感触を楽しんでいた。　筆者も奥さんと「ご主人のプレー見るの楽しみですね」「そうなんですよ。本人も楽しみにしてましたし」という会話をしていたが、そうこうしていると急に彼の姿が見えなくなった。筆者「あれ、今田さんは！？」部員Ａ「あそこで倒れてはります！」。なんと、久々の運動だったせいか酸欠の為、無念のリタイア。　彼がベールを脱ぐのは、次回に持ち越しとなってしまった。